PPC舗装（プレキャストプレストレストコンクリート舗装）は、コンクリート舗装版にプレストレスを導入し、荷重によって生じる引張応力を制御することが可能な舗装です。
道路舗装における自動車や空港舗装における航空機荷重などあらゆる条件に対応できる工法です。
また、プレストレスの導入により無筋コンクリートや鉄筋コンクリート等の他のコンクリート舗装と比べて､版厚を薄くすることが可能であり、耐久性にも優れるという利点を有しています。
【特長】
・アスファルト舗装に比べて輪だち掘れや摩耗に対する抵抗性が大きく、維持管理費の低減が可能です。
・たわみ性を有しており復元性が高いため、地盤条件の悪い場所にも適用できます。
・ひび割れを制御するため耐久性に優れています。
・プレキャスト工法とした場合には、大幅な工期短縮が図れます。
・プレキャスト化することにより、取り替えが容易に行えます。

PCコンファインド工法は、高強度のPC鋼材を帯鉄筋として用いた既設橋脚の耐震補強工法です。
PC鋼材によって拘束性（コンファインド効果）が高まり、耐荷力と変形性能が改善・向上され、「じん性」に優れたねばり強い構造に生まれ変わります。
この工法を水中橋脚の耐震補強へと応用したものが、PCコンファインド工法水中施工法です。
この工法は、仮締切りが必要となるRC巻立て工法と比較して、大幅なコストの削減を実現できます。
［ドライアップ不要］
作業空間をドライにする必要はありません。
［コスト削減］
仮締切りや仮桟橋が不要なので、RC巻立て工法に比べ、大幅なコスト削減を実現できます。
［航路の確保］
大がかりな仮締切りが不要なので、航路の阻害を少なくすることができます。
［施工性］
プレキャストパネルの組立作業は、大規模な設備を使用せず容易に行うことできます。
［環境保護］
締切り工は必要とせず、かつプレキャストパネルを使用することにより、河川環境への影響を少なくすることができます。