工事の意義・目的
断面補修とPCグラウト再注入工を中心にした補修工事
本工事は、本谷川第1橋他2橋の上り・下りを合わせた6橋の補修工事です。現場は恵那山トンネルと網掛トンネルの間にあり、下りの3橋は1975年、上りの3橋は1982年に供用を開始しており、特に下り3橋は供用開始から50年以上が経過し老朽化が進んでいます。また、標高の高い山間に位置するため、冬季には路面の凍結防止を目的とした塩水の散布が常にされていたこともあり、橋梁が損傷しやすい環境に置かれてきました。
本工事にあたっては、発注者の中日本高速道路株式会社より補修工事計画が提示されましたが、実際の施工に先立ち、より詳細な現状把握のための調査を実施。その結果をもとに発注者と協議を重ね、工事に着手しました。
現場を統括する服部義教所長(1989年入社)は、次のように説明します。
「工事は吊り足場を設置後、損傷箇所や損傷の程度を洗い出す調査からスタートしました。その結果を発注者に報告し、両社で補修工事の内容を再度検討したうえで施工に移りました。こうして、構造物補修工(ウォータージェット・断面修復工)とPCグラウト充填調査・再注入工を中心に、外ケーブル補強工、表面保護工、PC鋼棒突出防止工などを実施しています。」
施工は下り線の3橋から開始し、その後、上り線3橋へと順次展開されています。取材で訪問した4月下旬時点では、下り線の構造物補修工はほぼ完了し、PCグラウト再注入工へ移行しています。上り線では引き続き構造物補修工が進められています。

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