安全対策

デジタル機器による安全管理

工期内の完成に不可欠となるのが、主桁製作ヤードでのPC桁製作を滞りなく行うことです。1ブロックの製作期間は12日間。暖房をしながら極寒の冬季もPC桁の製作を行っていますが、一番注意を払わなければならないのが一酸化炭素中毒です。
「コンクリート養生は、1ブロック3日間を要しますが、この間、ヤード内を5℃以上に保たねばならず、室内を密封してしまうと一酸化炭素中毒が起こりかねません。そこで開閉式のカーテンを使用して、適度に換気するなど、事故防止に努めています」。(橋内所長)
また、デジタル機器を積極的に導入することで、「現場の見える化」を図っています。
「現場やヤード内に、複数のカメラや温度計などを設置しており、スマートフォンで現場の状況やヤード内の気温がリアルタイムで把握できるようになっています。資材が散乱していないかなども確認できるので、事故防止にも繋がっています。職員全員が各自のスマートフォンで確認できるので、情報共有が容易になり、安全管理や施工管理に大いに役立っています」とデジタル機器を使った現場管理の説明を行うのは斉藤宏之副所長です。また、本現場は工事用地があまりないことから工事用道路の幅員も狭くなっています。しかも下部工と並行としながら工事を進めるため、双方の工事車両の搬出入の管理も煩雑になります。
「工事車両が転回できる場所が限られていますので、車両の誘導には細心の注意を払いながら事故が起こらないように気をつけています。本現場は海岸から近く丘陵地の斜面にあるので風が強いため、住宅地や供用中の高速道路に対する飛散防止に気を配らなければなりません。私は掲示物の制作・管理も担当しているので、安全を目的とした注意喚起のための掲示物を目にしやすい場所に設置するなどして事故防止を心がけています」。そう語るのは2023年11月から本現場で働く天野孝弘さんです。
このように各職員が自分の役割を的確に実行しながら工事が滞ることなく順調に進んでいます。取材時の2025年1月時点では押出し架設も約半分が終了していましたが、これからも職員が一致団結をしながら2027年1月20日の完成を目指します。

開閉式上屋(生コン打設時開放状況)
開閉式上屋(養生中)
橋内剛所長
斉藤宏之副所長
石井侑希さん
田家康平さん
清水勇太さん
天野孝弘さん
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