工事・現場の特徴

基礎工事中に巨大な転石が
出土して撤去

今回の工事現場の一部は、既存工場に通う従業員の駐車場がありました。そのため、まずは別の場所に駐車場を建設することからスタートしました。約3カ月間の駐車場の建設が終了すると、続いて基礎工事を開始し、ここで予期せぬトラブルが起きました。
「新設工事は、3階建ての倉庫と2階建ての工場の建設になるのですが、それぞれの敷地は約3mの高低差があります。低い敷地には倉庫を建設し、倉庫の2階が新工場の1階部分になり、この2つの建屋をエキスパンジョイントで繋いで一体化するという方法を採用しています。低い敷地にある倉庫部分の山留工事を始めた時に、倉庫と工場の段差部分に当たるのり面の地中から、4m角程もある大きな転石が出てきたのです。トラックでは運搬できないほど大きく、セリヤブライスターという工具を使って、石に穴を開けて薬剤を注入して細かく砕いて搬出していきました」と、説明するのは、舩山圭介所長です。しかも転石の出土はこれだけに留まらず、その後、地盤の柱状改良工事中に3つの大きな転石が出てきました。これらの転石を取り出すために工期の遅れが発生し、コストもかかることから、発注者と相談をすることにしました。
「転石の周りに穴を掘って石を取り出して破砕するという方法は、大幅な工期延長やかなりのコストが発生することになります。そこで私たちは全旋回掘削機なら最低限の工期延長と低コストに収まると考えて提案をしました。この提案が受け入れられ、全旋回掘削機で転石自体をくり抜いて、砕いた石は150tのクローラクレーンで取り出して撤去しました」。
このように予期せぬトラブルに最善の方法を行うことで、工期延長は約2カ月弱に留めることができました。

セリアブラスターで石に穴を空けて
細かく砕いて搬出
全旋回掘削機
全旋回掘削機で転石を確認

膨大な鉄骨を使用するため
供給・搬入を綿密に計画

予期せぬトラブルでの工事の遅れを最小限に留めるために転石の撤去と同時に基礎工事も進め、基礎工事終了後すぐに鉄骨建方をスタートさせました。本工事の建築面積は約6,000㎡、総床面積1万6,000㎡を超えるなど、大きな建屋になるため使用する鉄骨も膨大です。そこで工事のスムーズな進捗に直接影響を与えるのが、綿密な鉄骨の手配と搬入計画です。
「鉄骨は合計で2,385ピースに及びます。また、柱の鉄骨は10.6m、梁はスパンが長いところでは11.3mになるなど、鉄骨も大きいものばかりなので、十分な広さの搬入口が必要となり、発注者と協議の上、工場の正面玄関から搬入することにしました。また膨大な鉄骨を使用するため、1つの工場では製造が間に合わず、3階建ての倉庫と2階建ての工場の鉄骨を別々の工場から供給する方法を取りました。しかも、それぞれの工場では製造するスピードも違うため、工程表もそのことを考慮しながら作成しました」と、語るのは工程表や作業計画書の作成など、工事全体の計画や進捗の把握などを任されている橋口暁さんです。入社7年目ながら舩山所長を補佐する重要な役割を担っています。舩山所長とはいくつもの現場で一緒に働いた経験がある間柄ということもあり、円滑なコミュニケーションがとれています。
また、本工事でもっとも配慮しなければならないのは、倉庫と工場の高さ調整です。倉庫の2階と工場の1階が同じ高さでジョイントできるように寸分の狂いも許されません。適切な測量の実施と入念な品質管理を行うことで、すでにこの難題をクリアしています。こうした緻密な施工管理を実感しているのが入社4年目の木村光さんです。
「私の担当は、施工写真の管理やクレーンなどの重機やコンクリート業者の手配です。施工写真を撮ることで鉄骨建方や品質管理の基本を学んでおり、品質の高い施工を行うには入念な準備が不可欠なことを実感しています。また、今回の現場で初めてクレーンやコンクリート業者への発注を担当することになりました。確実に重機や業者を押さえるために早めに手配に行う大切さと、小さな見落としがないかの確認などに気をつけながら仕事に臨んでいます」。
こうした職員一人ひとりの細心の注意により工事は順調に進んでいますが、もう一つ、この現場の大きな特徴があります。それは舩山所長はじめ若い職員で構成されているという点。舩山所長が率先して若い職員に積極的にコミュニケーションを取りながら、技術的なアドバイスやマネジメントのポイントなどを教えています。このような風通しの良さが優れたチームワークを生み、品質の高い施工にも繋がっています。
こうした若手職員が活躍する現場を事務方として支えているのが、同じ若手職員の井部友裕さんです。
「入社2年目ですが、2つの現場を兼務しながら現場事務所で業務に当たっています。主な仕事としては、協力会社からの請求書の処理をはじめ、2週間に1回ある発注者との定例会に同席して議事録の作成、そして現場と支店の橋渡しとして現場の要望などを支店に伝えることで円滑な運営ができるように配慮しています。その他にも備品の管理や職員の宿舎の手配など、担当業務は多岐にわたりますが、事務方の役割は現場の職員が仕事に集中できる環境を整えることだと思いますので、密接なコミュニケーションを図りながら職員の方々のニーズに応えていきたいと考えています」。

基礎工事
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