安全対策

隣接する国道への誤侵入と高所作業の事故を防ぐ
さまざまな工夫

安全管理に対しても万全の準備をして臨んでいます。まず、安全管理として最も配慮しているのが現場の両側を並走する国道24号線への対策です。万一、クレーンのブーム・吊り荷が誤侵入すると大きな事故に繋がりかねません。
そこで、国道側への吊り荷の侵入を管理する方法として、警戒エリア面への侵入を検知して回転灯と警報音で警告する監視・警報システム(レーザーバリア)を使用。加えてクレーンブーム先端にカメラを設置し、オペレーターが吊り荷の位置や国道との離間を目視で確認できるようにしています。また、クレーンの転倒を防ぐために、異常を早期に発見できるようにクレーン本体の傾きを検知する傾斜センサーも設置しています。
「クレーンだけではなく、日々の作業ではすべての作業工程に事故・災害のリスクが潜んでいます。作業の手戻りや非効率な作業はそのものが災害リスクを高めます。二度手間にならない機材の置き場所や作業工程を短縮できる工夫など、事故を起こさない運用計画を常に心がけています」。そう説明するのは、現場における積算関係を担当する山本剛さんです。クレーンの運用計画だけでなく、資材の搬入計画なども手がけて事故のない現場に貢献しています。
また、新名神高速道路の橋面は地上20mを超える高所に位置しています。そこでできる限り高所での作業を少なくして事故を未然に防いでいます。例えば、既存の足場や支保工材は地上でユニット化し、クレーンで組立・解体が可能な材料を選択し高所作業を低減。その他にもプレキャストセグメントの張出施工時に必要なPCケーブルの挿入・緊張足場は、ユニット化された鋼製足場を製作し、架設前に地上でセグメントに設置しています。さらに飛散防止についても橋面の手すりを通常の2倍の1.8mにするなど万全の対策を施しています。
このようにさまざまな工夫をすることで安全な現場を実現してきました。全ての工事が完成するまではまだ時間を要しますが、今後も稲田所長を筆頭に職員、協力会社が一致団結して工事に当たっていくことでしょう。

稲田卓也所長
菅原将之副所長
鈴木拓朗さん
山本剛さん
谷本晃一さん
鳥山佳宏さん
田崎凱さん
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