プレキャストPC工法
主要構造部材に高品質な工場製品を用いるプレキャスト(PCa)工法と、大空間と高耐久性を併せ持つ構造体を可能とするPC構造の組合せによって建物を構築する工法です。
PCaPC圧着工法
PCaPC圧着工法は、プレキャスト部材間に30mm程度のモルタル目地を設けて、これを貫通するPC鋼材を緊張することにより部材を圧着接合する工法です。現場でのコンクリート打設はスラブのみとなり大幅に施工が簡略化されます。さらにスラブを合成床版とすることで支保工無しの施工が可能です。部材接合目地の位置により2種類に大別できます。
梁端部圧着方式
最も多用されている圧着接合方式です。部材形状がシンプルで品質管理、施工管理もやりやすく、コストメリットがあります。


梁中央部圧着方式
梁と柱梁接合部を一体のプレキャスト部材とし、梁中央部で部材を接合する方式です。PC鋼より線により多スパンにわたる複数本の梁をまとめて圧着接合する方式と、短いPC鋼棒により隣り合う2本の梁を圧着接合する方式があります。PC鋼棒による圧着方式の場合は、建て逃げ方式という施工方法が可能となり、大規模建物では工期短縮のメリットがあります。


PCaPC現場打ち併用工法
柱または柱梁接合部を現場打ちとしてプレキャスト梁部材と接合する工法です。建物形状や要求工期等の施工条件や経済性等を考慮して床組みだけをプレキャスト化する場合に採用されます。

PC合成床版
PC合成床版は、ハーフプレキャストPC床版と、その上に打設される100mm程度のトッピングコンクリートが一体の構造体となって床荷重を支える構造です。経済効率の良い6~7mスパンから、大空間の確保を目的とする20m超大スパンまでニーズに合わせた床版を提供します。施工的には、工期の短縮、施工時の支保工不要というメリットがあります。また、PC床版敷設後は直ちに作業床になるために作業安全性が向上します。


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