ダックスビームとは
ダックスビーム概要


「ダックスビーム」は、設計基準強度が120N/mm2の高強度繊維補強モルタルを使用したプレストレストコンクリート製の桁であり、桁高支間比が1/25以下の低桁高PC桁橋を提供するために開発されたものです。高強度繊維補強モルタルを使用することで、主桁に大きなプレストレスを導入できるため、桁高を低減することができます。
高強度繊維補強モルタルはシリカフューム混入セメント、水、細骨材、高性能減水剤および鋼繊維等からなる高強度材料であり優れた流動性、自己充填性および高い強度を有しています。鋼繊維を混入しているため、高強度コンクリートにおいて発生しやすい自己収縮ひび割れを防止することができます。また、水セメント比が低く、硬化体が緻密であるため、中性化、凍結融解および塩害に対して極めて高い耐久性を有しています。このため、「ダックスビーム」を使用することにより海上などの厳しい環境条件においても耐久性に優れた橋梁を実現できます。


ダックスビームの特長
- 桁高支間比1/40の低桁高橋を実現
- 設計基準強度120N/mm2のダックスモルタルを用いることで、桁高支間比1/25~1/40の低桁高橋梁を実現しました。
- 優れた耐久性
- ダックスモルタルは、従来の高強度コンクリートに比べて、極めて優れた耐久性能を有しており、本材料を用いたダックスビーム橋は、塩害環境下においても100年の設計耐用年数を実現できます。
- 桁下条件から影響を受けない施工性
- 従来の低桁高橋と異なり、施工に支保工等を必要とせず、移動式クレーン架設や架設桁架設での施工となるため、桁下条件に影響されずに施工することができます。
- 工事費の削減
- 主桁本数の削減、施工の省力化により、従来の低桁高橋に比べて、幅員条件によっては10%程度の工事費削減効果が期待できます。
- 計画・設計が容易
- 通常のPC桁橋と同様に設計が可能です。市販ソフトの「PC-Navi」により詳細設計や概略設計、概算工事費の算出が手軽に行えます。(PC-Navi PC桁橋設計システム/JIPテクノサイエンス株式会社)
- 多径間構造にも対応可能
- 従来のPC連結桁と同じ構造を用いることにより、多径間構造の低桁高PC橋梁にも対応できます。
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