ダックスビームの特徴
構造性
構造的特長
- 高強度・高靭性
- 通常の高強度コンクリートに比べ、圧縮強度、引張強度および曲げ強度はそれぞれ、3倍程度であり、高強度と高靭性が得られます。
- 低桁高化
- 道路橋における桁高支間比を1/40程度まで低減できます。また、歩道橋では桁高支間比を1/50程度まで低減できます。
- 少数桁化・軽量化
- 桁高支間比が1/30程度までであれば、従来工法に比べて桁本数を減らすことができ、上部重量の軽減および施工の省力化が可能となります。
ダックスビームの桁高支間比の関係
一般的なPC道路橋の桁高支間比の適応範囲は、1/15~1/20程度であるのに対して、ダックスビームでは桁高支間比を1/25~1/40程度まで適応可能です。
構造特性試験
静的曲げ載荷試験および静的せん断破壊試験より、ダックスビームは曲げモーメントおよびせん断力に対し、所要の耐荷力を有していることを確認しました。また、疲労に関しては、許容圧縮応力度を超える45N/mm2の変動圧縮応力を200万回作用させても疲労破壊しないことを確認しました。
耐久性
構造的特長
- 中性化抵抗性
-
ダックスモルタルは、180日の促進中性化試験でも中性化深さは0mmであり、極めて優れた中性化抵抗性を有しています。
- 凍結融解抵抗性
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ダックスモルタルは、480サイクルの凍結融解試験でも相対動弾性係数の低下はほとんどなく、極めて優れた凍結融解抵抗性を有しています。
- 塩分浸透抵抗性
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ダックスモルタルの塩分拡散係数は、普通コンクリートの1/20以下であり、かぶりが40mm程度であれば、飛沫帯においても100年間の耐久性を有しています。
経済性
構造的特長
ダックスビーム工法と既往の低桁高工法について、施工実績と試設計に基づく工事費の比較検討を行いました。その結果、ダックスビーム工法は、単純桁橋と連結桁橋のいずれにおいても、既往の低桁高工法に比較して上部工工事費を10%程度低減可能なことが確認されました。
ダックスビーム工法 | 従来の低桁高工法 | |
---|---|---|
工事費比率 | 0.9 | 1.0 |
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